社内SEの話

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製造工業原価計算要綱とその歴史

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簿記3級に合格し、続けざまに簿記2級を勉強しています。

製造業の社内SEをしているので、日常的に実際原価などの単語が出ているので他の方よりも工業簿記についてはイメージしやすい環境にいます。

部門別個別原価計算の勉強をしている時に製造工業原価計算要綱という単語がでてきました。

この単語を覚えたところで簿記2級の勉強に影響しないのは重々承知なのだが、少し気になったので簿記2級の勉強の息抜きの時に色々調べました。

簿記は様々なルールを体系化したものなので、ルールのルーツを探ったところで自分が理解できるわけではないのですが、少しでも原価計算の仕組みがわかることができればいいなと思っています。

「製造工業原価計算要綱」について検索してみると検索トップに出てくるのが国立国会図書館の蔵書閲覧サービス。

dl.ndl.go.jp

上記のURLを閲覧してみると、「原価計算規則・製造工業原価計算要綱」という昭和17年(1942年)に出版された本を見ることができます。

ここから第2次世界大戦中に出版された本であることがわかります。

戦中に作られ

残念ながら自分ではその文章を読み解く事が出来なかったので、以下公開されている様々な論文や研究結果を調べながら、その歴史を読み解きたいと思います。

どうやら敗戦直後はしばらく使えなかったようですが、その後昭和23年(1948年)に総理庁令によって復活したようです。※1

戦時中の原価計算の計算手法を取り続けているというのは非常に興味深いです。

※1わが国原価計算制度の変遷(前編)

http://lec.ac.jp/pdf/activity/kiyou/no03/01.pdflec.ac.jp

原価計算の目的として

1)材料などの消費量や価格を管理・統制すること

2)製品の売価決定の元にする

3)会計の補助資料として損益計算の明確な資料とする

当時の軍部が対象企業が倒産や不正をしないことを目的としたと思いますが、現代会社経営にも十分通づる理論だと思います。

索引した論文は全3作ので比較的長編な論文だと思いますが読んでいて非常に参考になりました。

わが国原価計算制度の変遷(前編)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/lecgsa/3/0/3_KJ00004938217/_pdf/-char/ja

わが国原価計算制度の変遷(中編)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/lecgsa/5/0/5_KJ00005564059/_pdf/-char/ja

わが国原価計算制度の変遷(後編) http://www.lec.ac.jp/pdf/activity/kiyou/no06/01.pdf

簿記2級に合格したあとなどに原価計算について深く調べてみたいなと思います。

なんにしろまず原価計算ではなくまずは簿記2級に合格することが先決です。

最後に

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