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Excel、スプレットシートでやる住宅ローン試算 ~その1~

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自力で住宅ローンを試算 その1


月々の支払い金額の算出について解説します。

はじめに

住宅ローンの試算って検索をすると、様々なページが出てくるが固定フォームで入力して算出されてるケースが多いです。
実際に住宅ローンの試算をしたい場合は総額から試算するケースと、月々の支払から試算するケースとあります。
そんなわけで我流ではありますが、公開していきます。

※私はローン会社の人間でもなければ、銀行の知識もありません。
※この計算方法が必ず正しいとは限りません。
※これはあくまで試算です。必ずローン会社の人と相談しながら決定してください。
※この試算結果はあくまで自己責任の範囲内でご利用ください。
※この結果を運用して被害、損害が発生した場合でも筆者は責任を負いかねます。ご注意ください。
上記を同意した上で参考してください。

共通値

金利

これはローン会社によって違いますし、同じ会社でも条件が変わっても金利は変動します。
金利は重要な数値です。
常に金利を意識してローン会社と打合せをしてください。
今回は1年間の金利、年利で計算しています。大抵の場合は年利だと思いますが、違う場合は今回の計算でやる場合は注意してください。

今回は年金利1%で計算します。

借入期間

借入期間は年数で表記されています。
しかしExcel関数などは月でカウントしますので、単位変換をする必要があります。
混乱しないように説明はしますが、注意してください。

今回は30年(360ヶ月)で計算します。   

借入金額

ローン会社から借入る金額です。
単位は円でも万でも構いません。
今回は円で統一して計算していきます。

今回は2000万円で試算します。

利息

ローン会社に支払う金額です。
金利に比例して、金利が増えれば利息が増え、金利が下がれば支払う利息は減ります。

元金

借入ている金額の事を指します。
元金が減ればローン残高が減っていることになります。
借り入れた当初はあまり元金が減りません。詳しく知りたい場合は他のページを参考にしてください。
毎月の支払の中身は利息+元金で構成されています。

ローン総額から月々の支払金額を算出

=PMT(利率, 期間数, 現在価値, [将来価値], [期末または期首])

Excel PMT関数

Google ドキュメントヘルプ - PMT

実際に関数に入れてみる

=pmt((1/100)/12,30*12,20000000,0,0)*-1
¥64,327.90  

結果は
¥64,327.90
と表示されると思います。
小数点以下の計算はローン会社によって違うかも知れませんが、自分が契約した会社では毎月の支払の時は切り捨てで最後に一括して支払ようになっていました。今回は小数点以下の計算は省略します。

解説

(1/100)/12の解説

1%を実際の単位に戻すために割る100をしています。
今回は1%=0.01になります。
金利でも説明した通り1年間の金利なので12ヶ月で割ります。

30*12の解説

期間は月でカウントするので30年x12ヶ月としてあげる

20000000の解説

借入金を円単位で入力してあげます。

×-1の解説

計算結果がマイナスになるので最後に整数にしてあげてわかりやすくしています。
下記のように関数の冒頭に入れても同じ結果が帰ってきます。

=-pmt((1/100)/12,30*12,20000000,0,0)

今回はわかりやすくするために明示的に最後にかけています。 どちらでも構いません。

いかがだったでしょうか?
次は頭金有りの方法を計算していきます。