月々の支払い金額、金利、借入期間から借りられるローン金額の総額を決める方法
はじめに
この記事から発生する損害、被害に関しては当ブログは一切関与しないものとします。
自己責任の上、ローン会社の方と相談しながら決定してください。
詳しくはその1をご参照ください。
共通値
- 金利(年) 1%
- 借入期間数 360月(35年)
- 借入金額 2000万円(今回は使用しません)
- 月々の支払額 6万円
月々の支払いを6万円にしたい場合
その1の条件で借入すると月々の支払は64,327.90円になります。
仮に今住んでいる賃貸の支払いが6万円で同じ負担であればローンを組んでも負担がないという考えもあるかも知れません。
その場合借入金額を知りたいですよね。
購入する土地や家の規模を試算する上で重要ですよね。
=PV(利率, 期間数, 支払額, [将来価値], [期末または期首])
実際に関数に入れてみる
=PV((1/100)/12, 30*12,-60000,0) ¥18,654,424.03
解説
(1/100)/12の解説
1%を実際の単位に戻すために割る100をしています。
今回は1%=0.01になります。
その1の金利でも説明した通り1年間の金利なので12ヶ月で割ります。
30*12の解説
期間は月でカウントするので30年x12ヶ月としてあげる
-60000の解説
月々の支払い金額6万円です。
マイナスは計算結果がマイナスになるため、わかりやすくするために予めここでマイナスにしています。
=-PV((1/100)/12, 30*12,60000,0)
上記の位置でも同じ結果になります。
0の解説
将来価値は最終的に全額返済するので0円になります。
検算
月々の支払を6万円にすると約1,865万円を借りることができます。
この計算があっているか検算してみましょう。
その1でやった関数の現在価値のところに18654424.03を代入して計算してみましょう。
=pmt((1/100)/12,30*12,18654424.03,0,0)*-1 ¥60,000.00
あっていますね。
これで今の負担で借りようとした場合に借りられる総額がわかります。
土地や建物の予算を決めるのに大事な金額になりますね。
余談
この計算をせずに漠然とした状態で住宅展示場でメーカー選びをしていたら、某メーカーの営業マンは予算を決めず、月々の支払い金額も決めずに来るなんて冷やかしですよねって言われ相手にしてくれませんでした。
当然そのメーカーにはしませんでしたが、その結果いい勉強になりました。
でも親切に手取り足取り手続きを進めてくれる営業の人がいいですよね。
もし展示場に行くのであれば親切な営業マンのいるメーカーを参考にするのもいいかも知れません。