データ入力をお願いする時によく入力規則を使用します。
これを使うと入力ミスのような変なデータが登録されないので、なくてはならない機能です。
マスタ参照などの値を配布前に予め設定できればいいのですが、入力担当者にマスタ設定をお願いするときもあります。
その際に陥りがちな問題について解説します。
今回使用している氏名はテストジェネレータで生成しています。
【問題】入力リストに空欄が発生
入力規則のリストを使った際に、リストに空欄があります。
デフォルトが空欄です。
参照元を確認します。
全部で10人まで登録可能にしているがが、全部埋まっていない状態
この状態で入力規則のリストから上図のような設定をします。
するとリストに空欄が発生しています。しかも標準が空欄が選択状態になり、入力するには不便な状態になります。
そこで空欄を削除したい。
リストが縦方向の場合
結論に近いですが、まず下記の関数を適当な場所で入力してみます。
=OFFSET($A$2,,,COUNTA($A2:$A10))
下図の結果が返ってきます。
1つのセルしか入力していませんが、関数の機能でリストとして表示しています。
この結果をリストとして使用します。
入力規則の元の値に先程の関数を入力します。
成功しました。
解説
ポイントはカンマの数です。カンマの数が違うと正しい結果になりませんので、コピーして使ってください。
関数
=OFFSET($A$2,,,COUNTA($A2:$A10))
リストが横方向の場合
前述の縦方向のリストと同様の関数ですが、一部違うので解説します。
横方向にあるリスト
=OFFSET($B$1,,,,COUNTA($B1:$K1))
目的のリストになっているか確認します。
入力規則で確認した関数を入力します。
正しい入力リストになっているか確認できれば成功です。
解説
カンマの数が重要です。カンマの数が違うと正しい結果になりませんので、コピーして使ってください。
関数
=OFFSET($B$1,,,,COUNTA($B1:$K1))