さようなら、M570
そして普通のマウスに戻ります
M570を知らない方向けに詳しくお話すると
M570とはLogicoolから発売されているマウスです。
さらにM570は初代の型式で途中でM570tになっていますが、ここではすべてM570と呼称します。
このマウスは通常のマウスと形状が違い、マウス本体を動かすのではなく、本体についているボールを動かしカーソル操作を行います。
このマウスのことをトラックマウスと呼称されたりしています。
このマウスの最大のメリットはマウス本体を動かさないことにあります。
マウス本体を動かさないので、マウスを動かすためのスペースを確保する必要がありません。
マウス本体がおけるスペースがあればそれだけで十分なスペースとなります。
そして健康面でも大きな寄与があります。
マウス操作は知らず識らずのうちに手首に大きな負担をかけてしまいますが、M570は親指だけで操作が可能になっています。通常のマウスだと腱鞘炎の原因になったり、腱鞘炎になってしまっている人間がマウスを操作すると悪化してしまったりと、健康的な生活を脅かしてしまいがちです。
その点M570は親指しか動かさないので、腱鞘炎の心配は有りません。
また手を大きく動かさないので、肩こりにもなりにくいそうです。
Youtuberもよく動画で解説していますが、本当に便利です。
最新機種はこちらになります。
戦い続けた持病
M570は発売当時から言われていた不具合がありました。
それはクリックの耐久力が弱い。
押したつもりでもスイッチが反応しない、勝手にスイッチが解除されてしまう事をチャタリングと呼ばれる呼称が度々発生しました
マウスの中にあるスイッチの耐久性が弱いく、2年近く毎日使っていると左クリックがうまく機能しなくなります。シングルクリックならあれ?程度できになりませんが、ドラックをすると途中で解除されて、変な場所で確定してしまったりします。ゲームをやってもここぞというタイミングでチャタリングしてしまったりでミスが起こったりします。
そんなM570でも圧倒的に使いやすいので壊れたら買い替えたいのですが、新品がおおよそ6,000円程度なので2年に一度故障することを考えると痛い出費になります。
そこで自分も含め劣化したスイッチをはんだで交換するという荒業が一般的なのです。M570を使っているユーザーがいかにギークな人たちかよくわかります。
なので中古市場でもチャタリングを起こしているジャンク品が新品の半値程度の2,000から3,000円前後で取引がされています。それほど人気なのです
スイッチ自体は1個50円程度だったかと思いますので、壊れたら修理がコスパが一番いいです。
スイッチが枯渇
2015年にM570tを購入して6年ほど使いましたが実は2代目。初代はうまくはんだ付けができずに壊してしまいました。
そしてハンダを覚えた2台目でチャタリングが起きてははんだ修理をして使って来ましたが、終わりの時期を迎えました。
購入していたスイッチがすべて終わってしましました。10個ほど購入していましたが、全て終わってしましました。
再度購入するかと分解してみると、だいぶ手垢や手脂などで汚れが酷くなっていました。
背面についていた滑り止めも分解の過程で破損させてしまい、現在はついていない状態になっています。
これらの状態からこのM570は天寿を全うしたと判断し処分を決定しました。
なんやかんや、そこそこの年月を経過したので、ここいらで普通のマウスに戻ることにしました。
普通のマウスも新たに買ったわけではなく、あまっていたマウスを使うだけで、心機一転というわけでは有りません。
ありがとう、M570
またトラックマウスを使いたいと思う日まで