Hyper-v 拡張セッションを有効にできない時の対策を解説
Hyper-vの検証中に拡張セッションを有効にする設定がわからなかったので、まとめてみました。
拡張セッションはVMwareでいうところのVMware Toolsに該当する機能と認識しており、クリップボードの共有や解像度の変更が自由にできたりする設定なので、できれば有効にさせたい。
ただ標準の状態では有効になっていなかったため、有効にさせます。
OSのエディションが対応しているか
OSのエディションがHOMEだとそもそも対応しておらず、拡張セッションが有効にできない可能性があります。
きちんと確認しましょう
今回はWindows 10 Professionalだったので、対応しています。
VMのリモートデスクトップを有効にする
設定 - システム - リモートデスクトップ からリモートデスクトップを有効にするにチェックを入れます。
これだけでは拡張セッションは有効になりません。
沼った
ドキュメントではサインインオプションに「Microsoft アカウントの Windows Hello サインインを要求する」とありますが、項目がなく困りました。
設定 - アカウント - サインインオプションに項目があるらしいのですが・・・
この設定は一度保留して、Hyper-vの設定から拡張機能を有効にする項目があるらしいのですが、拡張セッションの項目がありませんでした。
ここで気がついた事があります。
CPUやストレージ、メモリの設定の変更のできる画面はVMの設定で、Hyper-vの設定ではない。
上図の設定画面ではありません。
Hyper-vの設定をちゃんと選択する!
ちゃんとHyper-vの設定と項目名が表示されてます。
拡張セッションモードの項目がありました。
ポリシーを許可させます。
ユーザーに対しても許可させます。
詳しくはこのドキュメント参照
この設定をした状態でVMを起動させて確認させます。
有効になった
以上です。
わかってしまえば簡単ですが、沼ってしまうとなかなか抜け出せず、色々設定の確認をして時間を無駄にしてしまいました。