こんにちは、はじめまして。めじろです
私は情シスとして勤務しています。
従業員にPCを配布するのも仕事です。
従業員が増えればPCを購入しています。
ただここ10年程度のPC進化、特にCPUの進化は凄まじく感じます。
逆にいうと3〜6年程度落ちのCPUでもそこそこ使える性能があります。
CPUの型式でいうと第6世代のCoreシリーズは今も現役で使えます。
ただ購入当時まだ大容量メモリやSSDの単価が高く、4GBメモリ・500GBHDDの構成で購入していました。
このスペックではさすがに動作が遅いです。一部では人権のない端末と呼ばれていますが、仕方ありません。
そこで保守が切れてリプレースされ廃棄予定の端末たちを一時保管しておき、パーツ取りをしてメモリ8GB超えやSSD化などをしています。
そうして工場や事務入力だけの端末では新しく買うということはせずにパーツを組みあせて使っています。
使っている本人たちもそこまでハードな使い方をしていないので不満もないようなので、いい感じにコストダウンが図れています。
とはいえノントラブルでニコイチにできているかというとそうではなくて、パーツの互換性の問題等があるので注意しながらの作業になります。
今回はDellのPCたちについての注意点をまとめました。
パーツ構成を知る
ニコイチと言ってもやれることはメモリとストレージの交換がメインになります。
ストレージは故障以外に大きなトラブルはないのでそこまで問題にはなりませんが、メモリが規格に大きく依存します。
そこでDellのサポートページからパーツ構成を調べます。
サポートページからシリアルナンバーを入力してPCのサポートページに移動します。
クイックリンク > 製品仕様の表示を選択します
具体的なメモリなどの仕様が確認できます。
この画面は自分の環境になります。
そうです。自分の端末も保守が切れている状態で使っています。
自分の端末が一番後回しになるのは情シスあるあるかも知れません。
メモリ互換の確認
ニコイチの大抵の場合メモリの入れ替えもしくは増設がメインになります。
メモリって規格毎に切り込みの位置が違うから、刺されば何でもOKというわけではありません。
特に2016年頃購入したOptiplex3040はDDR3メモリなんですが、DDR3Lという規格のメモリであることが確認できます。
恥ずかしながらDDR3Lメモリという規格があることを初めて知りました。
解説によると1.3Vにも対応したメモリらしいです。
メモリ自体は1.5Vと1.3Vに対応していますがM/Bは1.3V給電になるので、DDR3Lしか対応していません。
そしてその直後の製品からDDR4になっているので、5年落ちのPCたちのメモリの扱いには少し工夫が必要です。
通常のPCならば問題ありませんが、ECCメモリを挿していないかも確認が必要です。
ハードウェアトラブルの原因を知る
前述ではメモリについて詳しく解説しましたが、それ以外のトラブルも当然発生します。
電源ケーブルをさしてLEDが点灯、点滅している場合もしばしば遭遇します。
その場合は下記のページから原因を探ります。
M/Bや電源の故障の場合は修理するくらいなら捨ててもいいと思いますが、それ以外の場合は何らかの原因からトラブルになっている事が考えられます。
原因をよく見極めれば対処できると思います。
この辺は経験値が重要になるので、壊すつもりで色々挑戦してもいいかも知れません。
OSは再インストール
メモリ交換、HDD交換を済ませたら最後はOSをクリーンインストールすることを勧めます。
理由は長期間使用されたPCはいろいろなアプリをインストールしていたり、WindowsUpdateの残骸ファイルがストレージを圧迫しているケースがあるからです。
そういったケースに対応するためにOSは再インストールしています。
OSを再インストールは非常に時間のかかる作業なので、全てに該当するわけではありませんが、再インストールしておいたほうが確実です。
増設した端末のドライバー問題もあるので確実にPCを動作させるためにも再インストールは有効です。