社内SEの話

日々起きたことの記録用

【Powershell】7-zipでベンチマークを実行する

7-zipベンチマーク方法を解説

7-zip.opensource.jp

7-zip Bechmarkは圧縮・展開を実行しその処理回数を測定します

CPUの他にメモリにも依存するので、搭載メモリ量や転送速度が結果に影響が出ます。

CPUだけのベンチマークよりもより日常の操作感に影響の出るベンチマークといえます。

他のベンチマークソフトはベンチマークの結果がわかれば用済みです。そのままにしておくか、アンイストールするか、いずれにしても無駄になってしまいます。

その点7-zipベンチマークは実行後も圧縮、展開の用途で使用できるので、無駄となる作業が無いというのもメリットです。

デメリットは、あまりベンチマークの結果をあげている人が少ないというところでしょうか

7-zipのインストール

winget install 7zip.7zip  

ベンチマークの実行

Start-Process "C:\Program Files\7-Zip\7z.exe" -ArgumentList "b -mm=* -mmt=*" -NoNewWindow -Wait  

インストールしただけではエイリアス登録がされないので、7-zipがインストールされたフォルダに対してフルパスで指定します。

実行結果

オプション

7z b  

ベンチマークを実行します。  

7z b -mmt1 -md26  

単一のスレッドと 64 MB の辞書でベンチマークを実行します。  

7z b 30  

ベンチマークを 30 回繰り返して実行します。RAM のエラーをチェックするために使用できます。  

7z b -mm=*  

複雑な 7-Zip ベンチマークを実行します。  

7z b -mm=* -mmt=*  

異なるスレッド数 (1、max/2、max) に対して複雑な 7-Zip ベンチマークを実行します。ここで、max は使用可能なハードウェア スレッドの数です。したがって、シングル スレッド、ハイパー スレッディングなしのマルチ スレッド、ハイパー スレッディングありのマルチ スレッドの 3 つの主要モードをテストできます。

見方

R/Uの数値は圧縮率と速度を総合的に評価した数値になります

Ratingは1秒間に実行された命令数になります

Avrは平均値、Totは合計値になります

CompressingにしかTotがありませんが、成績評価できます

他の端末と比較するときはCPU、メモリの性能比較になるので、CPUだけの単一評価でないのが、7-zipベンチマークになります。